ヘアサイクルが乱れる主な原因は?
ヘアサイクルが乱れる原因は加齢、ストレス、生活習慣の乱れ、間違ったヘアケアなど様々ですが、その中でも「ホルモン」と「血流」が2大原因として考えれています。
薄毛2大原因の1つ「ホルモン」
男性の場合、男性ホルモンの「テストステロン」が還元酵素「5αリダクターゼ」と結合すると脱毛作用のある「DHT(ジヒドロテストステロン)」に変換され、その影響を受けることで薄毛になります。
「5αリダクターゼ」は過剰に分泌されやすい体質の人もいますが、ホルモンの乱れが慢性化することでも過剰に分泌されやすくなります。
しかし5αリダクターゼとテストステロンが結合したからといって、必ずしも薄毛になるわけではなく、テストステロンの情報を受け取るレセプター(受容体)が毛根部になければ影響を受けることはありません。
このレセプターの有無は医学的にはまだ証明されていないものの、遺伝によって左右されるため「薄毛が遺伝する」と言われているのはこのためです。
女性の場合も、加齢やストレスなどによってホルモンバランスが崩れることで女性男性型脱毛が起こります。
薄毛2大原因の1つ「血流」
全身に張り巡らされた毛細血管は、全身の隅々まで血液を運び、細胞に必要な酸素や栄養を届け、不要な老廃物を回収する重要な役割を担っています。
しかし毛細血管は細くてもろく、消滅しやすい繊細な血管であるため、加齢やストレス、不規則な生活習慣によって傷つくと血流のない「ゴースト血管」となり、体の隅々に必要な栄養を届ける事が出来なくなって
しまいます。
髪の毛を作る毛球部も例外ではなく、毛球部にある毛乳頭は毛細血管から栄養を吸収し、毛母細胞に補給するため、血管が収縮したり流れる血液の質が低下すると、髪の素となる毛母細胞への栄養補給に問題が起き、薄毛を招く原因になります。
そのため、血流低下やゴースト血管は改善しなければならない大きな問題と言えます。